journal in japan

記憶の中の詩

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010-03-03 [ Wed ]
journal in japan にいらしていただき、ありがとうございます。

長年日記と小文を綴ってきたポータル・サーヴィスが、
このたび終了することになりました。
そのため9月15日以降は、この blog にオリジナル記事を掲載し、
それ以外の特記事項をこの log に記載することといたします。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
(09/11/07)

ただ今ログのお引越し中です。
ここ1-2年、ネット上に書いてきた日記を移していますので、
2005年12月以前のログも、よろしければ「月別アーカイヴ」から
ごらんください。
それ以外のところに書いたものや古いログを転載または再掲した場合は、
この固定ログでお知らせします。
一部ログのレイアウトが崩れてしまいましたが、後ほど修正します。
(01/28/07)

"journal in japan" オリジナルの記事:
夏の詩〔うた〕たち ~文月から長月へ~
水たまりと空の詩
マルファとワーシャの月〔画像追加〕
りんでん〔画像追加〕
比翼 または ueber allen gipfeln ist ruh
無題
ゆらぎ
人間にはどれだけの物が必要か

空 il cielo
海 il mare または ようそろ ahoj

「日本にスシにされた Machten die Japaner Sushi aus uns!」
裏声なら歌える? 君が代
記号と音
Wenders-abend:言葉をめぐって
母語 mother tongue / muttersprache
apres les reves / nach den traeumen
Happy Holidays!
残滓
krimi
マダム・ラリョーサは私・・・?

再掲記事:
perlentaucher
みたび早春 M... - Franz-Josef Strauss
月はどっちに出ている
初秋 東京-東京国際(羽田)
W... - Schwechat

私流「素朴」と「情感」について
インテリア
aquis submersus --- o mio padre Johannes Nepomukus!
スポンサーサイト
2007-10-05 [ Fri ]

蛾眉の月をうっすらと眺めながら、バスに揺られていた。
終点に着いたので運転手さんに
「このまま折り返して中央駅に戻りますか?」と訊いたら、
バスを乗り間違えたと思われたようだ。
指さされたバス停へ行くと、中央駅行きは1時間後。
諦めて、Sバーンのエスカレータを駆け上がった。

蛍光灯に照らしだされた構内は、寂しかった。
こんなに寂しい駅は見たことがない。
ヨーロッパでも、東京で生まれ育った私には「村」としか見えない
小さな町の駅にもいくつも降りたったけれど、
そこにはいつでもどこか、人の気配や温もりがあった。

上り電車の到着が近かった。
財布にコインがあったので自動券売機で切符を買い、
自動改札機を通る。
(今、駅が寂しいのはそうやってすべて自動化されているせいかと
思ったのだが、ヨーロッパの駅にはそもそも改札口がないし、
駅はたいてい場末と相場が決まっているのだから、
やはり自動化のせいではないのだ・・・)

乗客は1両に10人たらずだが、
ローカル線ならば珍しくはないだろう。
窓の外はもう真っ暗で景色が見えないので、
さりげなく乗客を観察する。
とりたてて何の変哲もない、
生き生きしておしゃれな都市生活者の姿。

中央駅は、賑やかだった。
改札から流れこんでくる人たちは、これからどこへ向かうのだろう。
私が乗ってきた路線や駅へは?

正面階段に同じ月が懸かっているので、
まだ同じ町にいるのだとわかった。

そこから歩み入った路地路地には
人工の光と人の姿が賑やかだった。
2007-08-13 [ Mon ]

070810_1941~01.jpg     528489895_43.jpg


こないだ高層ビル街で見た、建設中の新ビル。
某大手保険会社の本社ビル(持ちビル)が退去した跡地。
テナントに出して土地に稼がせる腹づもりなのだろうが、
本社はどこへ移転したのか知らない。
それよりこの工事現場、
斜めに白い「骨格」がクロスしているのは
テーピングというかバンソコというか、
新工法による作業用の補助(補強)鉄骨なのかと思い、
撮影後近づいてみたが、建設計画の完成予想図によると
これもデザインの一部らしい。
この夜は遅くまで30℃を下らず、じっとりと濡れたような空気だったが、
夏のクリスマス・ツリーがほんの少し、涼を贈ってくれた。
工事現場の前には大型バスが2台、
若い人たち---たぶん大学サークルのメンバーが
嬉しいというよりちょっと疲れた顔で、荷物をトランク・スペースに
積みこんでいた。

たぶん4年前の夏だったと思う、
南の州都でバーゲン品を買い、連れて帰ってきたきりの
rimowa salsa を開けてみた。
帰国直後から怒涛の日々が続き、当座いらない旅行用品や資料を
入れっぱなしにしていたもの。
そのトランクの底に横たわっていたのは、rotring の30cm定規(笑
持っているのすらきれいさっぱり忘れていたけれど、
買ったのは覚えている。
帰国直前の慌しさのなかで、たしか郵便局の売店にあったような。
ただし、なんで必要だったのかが朧な記憶。
同時多発テロ以降、機内持込サイズの制限が厳しくなり、
買ったばかりのピギーが引っかかるかどうか、不安になったのかも。
欲しくて欲しくて買ったピギーだし、店では大丈夫と言われたものの。
それくらいでなければ、離陸1-2日前にわざわざ長い定規まで
自分で買って、測りたいものが他にあるとは思いつかない。
必要になったことなど、それまでなかったから。

けっきょく、テロの標的になりやすい某メジャー・キャリアの
チェックもなんなく通過し、ピギー2台に
小旅行用ショルダ(荷物行方不明時の緊急用)と、過積載で成田着。
いつもはピギーは1台におさめるのに、
別郵送用の荷作りをするのももうヤんなったのだろう、自分。
もう1個のピギーはたしか10年もので、
壊れたり壊したり壊されたり、そのたんび修理して、
満身創痍の古武士の風格である(笑

victorinox はたぶん15年くらい前、これも帰国直前に買ったもの。
荷作りに必要になったからで、以後どこにいても重宝している。
飛行機に乗るときも、カウンタで預ける荷物に入れておけばお咎めなし。
ふだんはレター・オープナに使っている。
オーストリア観光局でもらった "e-mail opener"、
"@" がオーストリア Austria の頭文字という趣向なのだが、
紙を切るには向かない(笑
洋紙だと切り口がぎざぎざになってしまうし、
たとえば和紙なら不揃いな切り口も風情かと試してみたら、
繊維が長いので引っかかって切れなかった。
デザインは気に入っているので、いつも手もとに置いているうち、
使いもしないのに細かい傷がついて貫禄が出てきた(笑
2007-05-15 [ Tue ]

 もしも俺が死んでも
 悲しい歌なんか歌わないでくれ
 墓に薔薇なんか植えないでくれ
 心を哀しい影の樹で覆わないでくれ
 ・・・
  (W.B.)

・・・かなり前に出会った歌。
むさ苦しい中年男が無造作にギターをかき鳴らし、野太い声で歌う
バラードがすぐに気に入った。
これが私の『千の風になって』なのだ。


この樹に出会ったのは仏さまの庭の前だけれど、
私はここへ戻ってきたのだ、
この樹と再会したのだと、なぜか思った。
もうずっと何年も、記憶の中にしかないのだと言い聞かせてきた樹。
なのにその場所へ行くと、あるはずのないその姿を空しく探さずには
いられなかった樹。

それから、この樹の近くを通るたびに、
用もないのにほんの少しだけ回り道しては
樹に、花に挨拶していくようになった。
この春デジカメつきの携帯電話を手に入れて、
最初のスナップはぐるりに赤みを帯びた若葉と
枯れたままの実殻をつけたこの樹の姿だった。

070423_1025~01.jpg それが、左側。約3週間前、4月半ば。


070514_1112~01.jpg 右側がごく最近。5月半ばのもの。


この街道筋も疎水を幾重にもとり囲む雑木と並木が美しいが、
春先には早くも力強い並木の緑が、
それでも枝葉の間に写りこんでいたもの。
今はほんの少し立ち位置とアングルを変えてみても、
つやつやと血気盛んな光沢をたたえた葉が
獰猛とさえいってよい欅並木を絵に入れるまいと張りあっているようだ。

2枚めのシャッタを押し、保存した絵を確かめながら
仏さまの庭に歩み入る。
そのときふと、私のお墓にはこの樹を植えてもらおうと思いついた。
風が吹かない日があっても、歌えない夜があってもいい。
寡黙なこの樹は雨が降っても露がおりても、
滑らかな肌をさらしてひっそりと立っている。
どこの土に眠っても還るところは同じだと信じてきたけれど、
この樹が貫いてくれるのなら
もう一度陽ざしと雨のもとに甦ることがかなうように思えてきた。

今年はひとしお、朱赤の花が恋しい。
また会いにくるからね。
2007-05-10 [ Thu ]
え・・・とこの場合「久闊」しほうだいだったのは
「ピアノの発表会」と横浜、でした。
 <横浜といってもこのエリア、もう2度と縁がないと思ってた
連休中の1日。

出演するほうも聴きにいくほうも、
旧友たちは・・・まぁ去年の暑気払いがいまだにペンディングとはいえ(笑
 <最後に全員揃ったホーム・パーティは1年前?2年前?(笑
お互いの日々の動向は把握。
でも懐かしいピアノがまた聴けるとは。
ゆっくり家を出て、おぼろな印象を頼りに
ピアニストの衣装の色に合わせた・・・つもりの薔薇を選び、
会場に着いてみたら、ロビーに見慣れたながらも妖艶な美女が。
中に入るタイミングを見計らっていたのだけれど、
人のコンサート来て自分の音とりしますかい(微笑
私は私で、ここ2週間ぐらいバッグに入れっぱなしの新書を
ぼんやりと開き、子供ウォッチングしたり、
隣の友人の楽譜をのぞきこんだり。
ふむふむ、ラテン語の歌詞ね。

私自身のピアノ発表会体験は小学生までだったので、
ショパンを弾く高校生のお姉さんは憧れのマドンナだったし、
当時はバルトークなんて知らなかった。
上手な高校生のテクニックには感心すれど、
なんだか冷静かつ客観的に聴いてしまうのは、
プロ以外の鍵盤楽器の演奏が思い出せないくらい久しぶりだから
だろうかと、またまた冷静に考える。

しかし、「もと高校生」の演奏者が出てくるようになってわかる。
音が身体を通っている。
セミプロと比べても、人に聴かせるよりまず自分のために弾いている、
そのスタンスは高校生ともさほど変わらないと思うのだけれど、
テクニックや、解釈上の緩急のかげんとは別のところで、
音の鳴らし/聞こえ方が違うのだ。

「心から出て心に還る音楽を」と、
昔音楽の先生が口癖のように引用していた、
ベートーヴェンの言葉を思い出した。
そして私たちを可愛がっていろんな曲を歌わせてくれ、
私たちが面白がってそれらの(中にはけっこう難易度の高い)曲を歌うのを喜びながら、
「あなたたちがほんとうの大人の声になったとき、
また同じ曲を歌わせてみたい」とよく言っていたのを。
身体が直接の楽器かどうかの別はあっても、
大人の音と子供の音は、やっぱり違う。
他の器楽もお芝居も、東洋人と西洋人は(体格など物理的な点で)
はっきり違うように。

隣で聴いていたセミ・プロ(声楽)の友人も、
ブランクがあったとしても、大人のほうが上手だったという点で同意。
どんなにうまくても子供は子供・・・でもこれからの成長に
期待しましょう♪

いきなり私服で客席に下りてきた友人を苦労して探し出して
 <私は紺地に水玉?のトップ、
  同行の友人はピンク色のふんわりしたスカートを目印にしていた(笑
ブーケとワインを渡し、もと高校生2人 <「もと中学生」という説も(ウフ
またまた▽年ぶりに(ほんとに思い出せない)コージー・コーナーの
ナポレオン・パイを食べて帰る。
2007-05-10 [ Thu ]
「エデンの東」的 GW も(ナンジャソレ)、休みの日は機嫌がいい。
春先に誘いをふいにしてしまった友人とお茶をしたり、
中学?高校?時代以来の、旧友のピアノを聴きに行ったり
休みの日はせめてのんびり過ごす。

ぜひこれだけは、と心に決めていたのが、古い学友との再会。
彼女が東京での仕事を徐々に整理して郷里に戻り、
一緒に参加した翻訳プロジェクトでも郵便やメールや電話で
用事をすませるようになって、
 <個人的な用件も同じ手段(笑
直接会うのは何年ぶりかわからない。
私がふらりと思いたって、彼女の郷里と東京の中間あたりにある
岩山とダム湖へ出かけてゆき、突然だったので
彼女には連絡せず帰ってきてしまったのも。
去年の GW に「遊びに来て」と電話をもらったが都合がつかず、
その後も予定がすれ違ったままになっていた。

朝早く鈍行で着き、会う前に一人で市内を散策するつもりだったが、
前日疲れて仕事から帰り、そのまま寝てしまった時点で
その目論見は挫折。
朝シャワーを浴び、在来線特急に乗って、
これでは約束どおりの時間にしか着けない。
それでも途中から座れたので、のんびりと車窓風景を楽しみながらゆく。
こないだ酒の肴に「黄色い花」の話をしながら、
心のうちでは山吹と、
 <私が話したのは風に揺れるミモザの「大木」だったのに(笑
紫だけれど桐の花が懐かしくてたまらなかった。
この沿線にはところどころ桐の樹がすらりと立っており、
花は今ごろが盛り。
この街は、昔恩師に誘われて南アルプスを望むヒュッテへ行く途中、
同行する彼女と落ちあって美術館に寄って以来。
 (その恩師も、ヒュッテのオーナーであるそのまた恩師も、
  山を愛する学者(あまりにもありがちなコンビネーション・微笑)たちは
  とうに帰天してしまった・・・)
そうそう、ともかく県境のトンネルを抜けたら、
初夏の陽ざしに八重桜、なのに南アルプスの山頂には白い残雪。
友人の車で郊外へ向かう途中には、もう初夏の濃さをたたえた緑に
山吹の黄色が鮮やかに映えていたのだった。

小ぢんまりしたフレンチ・レストラン。
女性2人組はカウンタに案内されたが、
なるほど空いていた席も、みるみる満席になってしまう。
シンプルでいて手抜きのないコース料理、デザートつき。
メニューの七面鳥がたまたまないのが残念だったが、
牛ほほ肉の赤ワイン煮が秀逸。

何年ぶりかで会うのだから、お互いの近過去の話が出ても
よさそうなものだが、
オンナはどうもねー、現在と未来と、過去といったら大昔の話ばかり。
現在と未来の人生について、(スタンスは違えど)同じような
関心事を共有しているせいもある。

郊外の観光名所を車で通過だけし
 <車道なのに進入するのが申し訳ないほど、
歩きの観光客が道幅いっぱい(笑
実家で彼女の両親と、
会わない間にすっかり少女らしくなった一人娘に挨拶。
さっき彼女が何気ないふりをして口走り、
 <今も名乗りつづけている、自分たち母娘の名としてでなく
 <まったく「微妙」でない、ニュートラルな話題の流れで
あえて私も聞き返さなかった名前の残響が、
ここには紛うかたなくある。

まぁ・・・・・・いろいろあったわよね。長いつきあいの間には、お互い。
別れぎわに私も「古い名前ポロリ」のお返しをして、笑いをとる(ヲイ
これからもよろしく。
次はパジャマと歯ブラシ持参で、おじゃまします。
会ったときと別れぎわとに握手したとき、
細くて小さな彼女の手の思いがけない力強さに大きな勇気をもらった。


一人になってからけっきょくいつもの、
でもやっぱり季節からいって干し柿系ぢゃなくてこれよねー的な
桃の創作菓子をおみやげに買い、
お弁当と地元産100%の白ワイン(コップ酒だな・笑)を求めて
てきとうに鈍行へ。
Uターン・ラッシュが始まっていないので空いているというか、
ボックスにしろロング・シートにしろ、独占できないあたり
なんで「混んでる」のよというか。
各駅はいつものとおり、地元の人ばかりだ。
壁から天井にかけて貼られた甲信越エリアの各駅路線図を見上げながら
友人を訪ねてでも思いつきの日帰り旅でもなんでもかでも、
そのうちまた来ようと思った。
2007-04-04 [ Wed ]

A4 サイズの、あまり厚くない封筒がポストからはみ出していた。
差出人(会社)の名前にアンテナが反応するけれど、なんだったっけ・・・

中味は色彩関係の雑誌(贈呈)。
特集は土の色、それから文庫革の話。
日本各地の土の標本だとか土と和紙の関係だとか、
土地(国内外)による土の色の違い、成分の違い・・・ドキドキ。
それから最新の金属用インキ&印刷技術の話・・・フムフム。
特に土標本の、粒の触感が伝わってきそうな写真。
昔一澤帆布のカタログを送ってもらい、
その手書きのカタログはもちろんのこと
同封されてきた色見本に狂喜乱舞して、
さっそく同僚との世間話のネタにしたことなど思い出す。

のべつまくなしに煙草をふかし、
カプチーノには必ず砂糖を2袋入れるギリシァ人の若い女性は、
いわゆる微妙な味が大嫌いだと言った。
「甘いんだか酸っぱいんだか、甘いのかと思ったら酸っぱくなってくる
みたいのは許せないの」と。
きっと味蕾やられてるわよ、あなた。
ジャンク・フードの単純な味しかわからないなんて、悲しいこと。

色も同じ。
素材によって、光によって、
組み合わせる色によって色感の変わる色が好き。
他の色を隣におくと
隠れていた色成分(というのか)がするすると引き出されたように
さっきと別の光を放ちはじめるのが飽かず楽しい。

新しい携帯は luster-beige。
ショップのお兄さん、在庫確認の電話で頼むから
「茶色」って言わないでね。
お客のためにも、デザイナーのためにも(笑
取寄せで何日かかかるようなので、どんなストラップをつけようか
イメージだけしながら待つことにする。


休日、今年は大島桜を見られた。
染井吉野のピンクの中で、そこだけ白く輝いている。
緑がかった、清冽な白。
意図的に選んだのか、樹の下には連翹や菜の花でなく
紫色の金魚草。だけ。シンプルに。
写真を撮りたかったが、薄曇りがだんだん濃くなってきて断念。
カメラもスケッチ・ブックも、リュックの中のまま。
 (なじみの「庭」の、近代洋風建築の建物と庭に
  お茶目なロマネスク風彫刻がいっぱいある・微笑)
大島と鬱金は、今年なんとか撮りたい。

(そんなこと言ってるうちに、昨日今日と冷たい雨。
 しかも今日の午後は、東京上空に雷雲発生で
 短いけれど激しい雷雨。
 はてさて、儚き桜の運命は・・・・・・)
2007-04-01 [ Sun ]
麦酒を透明なチェコ・ガラスに注ぐ。
この銘柄でなじんだよりも苦味がきいているが、
すっきりとしてほのかに甘い。

春の夜。
室温といってもじゅうぶんに冷やりとした酒の
香りがのぼり漂ってくる。

あてがほしくなって、
ちょっと塩がききすぎた菜の花をもってくる。
歯ごたえが残る春の菜の、鮮やかな緑と黄色。

香りたかい苦みが懐かしく嬉しいのは
なんといっても春の楽しみ。

時間がようやく少しゆったりと流れ、夜から朝へと
週末が訪れる。

週末のブランチには硬めにソテーしたブロッコリを添えて。
カフェ・オレにひとかけらだけ落とす黒砂糖も、苦くしょっぱい。
2007-03-29 [ Thu ]
企業ミュージアムへふらりと寄った。
今日はこれだけが楽しみで、打合わせに出かけてきたのだ。
今では迷子になりそうなインテリジェント・ビルだが、
近代の黎明期の敷地を再現した模型は、
もっと素朴で人間味に溢れている。
初期の製品復元モデルも。
ヨーロッパの認識は11世紀から始まる私は知らず知らず
古いものも現代から振り返る、あるいは見下ろすのでなく、
その時代、その場に身をおいた、鳥瞰ならぬ蛙瞰的な見方が
習い性になっている。
時系列順に並んだ展示物に、それぞれの時代の人たちは
どんな驚嘆の眼をし、好奇心に胸を躍らせたのだろうと
思いを馳せてみる。
そして図面を引き、計算と実験を繰りかえし、
あるいは mm 単位の手仕事に神経をこめ、
できあがっていく構造物やプラントを見上げた人たちの野心と誇りに。
そういう感情移入も対象が空間的に広がり、
成層圏を突き抜けまでしてしまうと
まさしく無重力状態に手がかり足がかりを失って
心もとなく浮遊してみるのだけれど。

好奇心---そう、中世ヨーロッパのキリスト教道徳では
これはりっぱな悪徳のひとつ。
ケンタウロスの星のもとに生まれたせいか
何ごとも「食わず嫌い」は人生の大きな損失だと、
好奇心こそが生命力の源だと思っている私は、
世が世ならば地獄送り第1便の隅っこに
きっと押しこめられていたはず。
だからこそ技術翻訳でどんな仕事がきても
辛いと思ったとしても楽しんでこなしてこられたのだけれど、
(そして好奇心はまた、通訳にとって大切な資質のひとつでもあるのだと
どの師も繰りかえしのたまい給う・笑)
ふだん眼に触れるのは図面や、決して画質のよくない写真ばかり。
模型や実物の一部とはいえ、
3次元の広がりと感触をもって目の前にさし出されたものに
子供のようにしゃがみこんで見入ってしまう。

そして後頭部には、くだんのマルナゲ案件が自己主張を始めている。
解説の文章。
模型の提示。
企業宣伝がいちばんの目的とはいえ一般啓蒙的であるべき展示は、
これでいいのか。
技術には素人だからこその素朴な疑問と
啓蒙的プレゼンタとして、自戒をこめた批判精神と欲求不満が混じる。
仕事は忘れたいと思いながら、日英バイリンガル版のパンフレットを
もらってきたのは、これで翻訳の訳語集をふくらまそうという
下心からだ(アーヤダヤダ
ナレーション付の映像資料を見たとき黙っていられなくなって、
感想アンケートに
「専門知識のない素人にはわかりにくいところがある!」と
つい書いてしまう。はい。自省も大いにこめて。
それでも途中で出てきたのは閉館時間になったからで、
続きはまた絶対見る!!と決めている。
これを励みにまた次回出向きます♫

回り道をして、湾岸をめぐって帰ることにする。
ぼってりした夕陽が西の空に、ビルの間に懸かっている。
進行方向を向いて座ると、両側に海と空が広がる。
21世紀のビル群と、20世紀の艀と。
そう・・・ミュージアムの展示物はほんとうは、
クライアントから依頼された私の仕事には直接なんの関係もない。
でも広い空をちゃんと見ておかないと、
私は窓から雲の断片を見るだけでは翼がかじかんでしまう。
海がどこまでも大きいことを思い出せなければ
ただ舫われているだけでは、この小舟はいつのまにか浸水してしまう。
 <まさしく私は「ふね」ですから <サザエ母ちゃう(笑
日が暮れるにしたがってぼんやりぼやけていく思考に凭れたまま、
ここの技術者たちが関わった乗りものに乗って、
ここの技術者たちが関わった巨大建造物を眺めながら
古いターミナルへ向かう。
同じビル群の林立とはいっても、
新しい埋立地の未来都市とは違い、
元祖ウォーター・フロントのそれはたしかに昭和の名残を残して
「東京へ戻ってきた」と思わせる。


ぁー草臥れたくたぶれた。
でも楽しかった。
なにがってそれぁ、ミュージアムと湾岸めぐり♬
今日は風が強かった。
打合わせの前外のベンチでコーヒー喫んでいたら、
革(羊だけど)のコートが飛びました <クライアント担当者大ウケ
海風とビル風でふだんからこんなものかと思ったら、
今日は特にびゅんびゅんだったらしい。
2007-03-28 [ Wed ]
都心朝イチの用事をすませたあと、
あまりの好天にまっすぐ帰りたくなかった
&仕事資料を1セット抱えて出てきていたので、
ちょうどいい場所を見つけて座りこむ。
場所さえあればどこでも仕事ができるように
自分をしこんできてはいるけれど、
その条件が「静かで・日当たりと風通しがよくて・
(できれば)飲食自由で・煙草の煙が気にならなくて」
というと、けっこうなかなかないもの。
今日はラッキーだった。
吹抜の天井は高くて外光が心地よく入ってきたし、
それっくらいだと人のざわめきも紫煙も、うまく上へ抜けてくれる。
周りにいるいろんな人たちも、気分転換の人間ウォッチの好対象。
帰宅ラッシュが始まる前に一段落ついた。

時間的に優先順位の高いこの仕事に集中できる前に、
昨日しょいこまされた(ことが判明した)案件のことが
頭にしつこく貼りついていた。
だってそういうの、日本語では「マルナゲ」っていいますのよ。
・・・って、相手も日本人か(爆
他の仕事をしたり、息抜きにショップをぶらついたり
自分の「抽斗」の奥にしまいこんでいたあれこれを思い出していたら
それなりアイディアが浮かんできたので、
まぁなんとかします。

それにしても。
週明け、いつもよりなぜだか重荷だと感じた案件を不本意なまま納品、
翌日に備えてゆっくりお風呂に入ったら、
いきなり肌がぷりぷり(本人比)になったのに苦笑。
そんなにストレスだったんだ、あの仕事。
いちばん強力なヘァ・トリートメントを使い、
グラニュー糖に精油とマッサージ・オイルのオリジナル・ブレンドで
角質マッサージしたので、 <ひじ、ひざ、かかと、足裏
翌日のパワー・ミーティングはそこそこ見ばよく元気(本人比)だった。
帰りに新しいスーツ購入。
閉店20分前に飛びこんで、1点ものがいきなり試着でフィットしてくれたのが
何よりラッキー。
スーツってのが哀しくなくもないけれど、
薄手ウールの生地がイタリア製だというあたり、自分へのご褒美と思おう。
フィット性の高いデザインで、微妙なカットも気に入った。
半年前はもちょっとスマートだったのに・・・って、
あれはむしろ痩せさらばえていたので論外。
あと5kgか5cmか5歳減ったら、
スーツじゃなくってもっと楽しいお買いものします☆
さて、こいつのデビューにはどの靴&スカーフ&ルージュを
合わせようか・・・(悩
2007-03-19 [ Mon ]
朝イチの用事を終えてUバーンの駅まできたら、
とんでもない突風が吹きつけてきた。
Uバーンの出入り口からではなく、これはたぶん・・・
東京湾から陸地に向かって吹く風。
だだっ広いメィン・ストリートを奔流のように駆けぬけていった。
残念ながらメアリー・ポピンズではないので、
慌ててビルのわずかなくぼみに避難する。
ぃゃ、この際ドロシーよろしくあれぇ~~~と飛ばされるのでもいいから
風に乗っていたら、次の目的地に一瞬で着けたのかも(違

冗談はさておいて、Uバーンで移動。
次の用事の前に座って静かに書きものができる場所がほしかったが、
探した場所が悪かった。
やっと見つけたと思ったら、頭の上をSバーンがガンガン通過していく。
一見静かでおしゃれなカフェテリアなのに、
まるで有楽町~新橋のガード下だ(笑
でも腰を下ろしたら気が抜けて長々座りこんでしまい、
ぼんやりしていたので電車の騒音もほとんど聞こえなかったらしい(照

建設中の未来都市然とした最初の目的地とうって変わって、
次の目的地は古い東京の街。
冬と春、山の手と下町・・・が心地よく混ざりあっているのを楽しみつつ
路地を抜けて---はい、野暮な別件もちゃんとすませました。
ぽかぽか暖かかったので嬉しくなってしまい、
当初の予定を変更して、トラムに乗って帰ることにする。
窓から手をのばしたら民家の軒先に触れられそうだったり
坂を隔てた反対側に赤煉瓦の塀が延々続いていたり、
チンチンと鐘を鳴らしながらごとごと走っていく。
 <2番めの目的地に着いたときこのチンチンゴトゴトが聞こえたのも、
  計画変更の動機でした(素

トラムを降りたのはもうひとつの古い、山の手と下町のはざまの街。
慣れない方向から行ったのでどう歩こうか迷ったが、
辛夷の並木が導いてくれた。
いつものコロッケを買っていこうとしたら
おやじさんが歯切れのいいだみ声で
今から火を入れるところだと <14時半に(笑
でも他にひっかかったりはまったりするスポットにはこと欠かない。
いちおうさっきの街とこっちの街とふらふら歩きながら、
電話で先日の同僚とプロジェクトの打合わせもちゃんとした。
ほどなく、彼の上司、というかこのチームのボスからも着電。
携帯って便利なのか、不便なのか。きっと便利。
トラム沿いとここのメィン・ストリートをみるかぎり
梅と桃、辛夷は咲いているけれど
桜はまだ、緑色の蕾をいっぱいにふくらませた間から
思わせぶりなピンクをちょっぴりのぞかせているだけだ。
商店街の人たちが丹精しているのだろう、
紅白の梅が1本の樹にまじり咲く、
名前は知らない交配種を何本か見かけた。
UバーンとSバーンを乗りついで帰宅。
ぽかぽか陽にあたっててくてく歩いてぱくぱく食べたので、
陽なたの匂いをさせたまましばし微睡んでしまった(照
2007-03-17 [ Sat ]
如月10日は、たしか東京で最も遅い初雪記録を更新した日だった。
その日朝は冷えこんだがだんだん気温は上がってきて、
昼間はぬるい雨がしぼしぼと霧のように、頬や髪にまつわりついた。
ある庭の紅梅はとうに開ききり、かすかな雨と風にも花びらを散らせ、
足もとの池を紅く染めていた。
そこから、饐えたような匂いがたち昇っていた。

その光景を無韻詩に描きたくて日記にタイム・スタンプを押した。
それからまもなく、ひと息つけるようになった・・・はずだった。
いつもの冬の楽しみで、手は毛糸や刺繍糸やビーズなどのすさびを
ずっと恋しがっていたのに
手から口へと生きる日々の営みは、
両手いっぱいの荷物だった。

ただ言葉が白い灰のようにはらはらと舞う日々のなかでも、
指の間を光や風や
香りや温もりが吹きぬけていく感触を、
ペンやキーに占拠された手はたしかに感じ楽しんでいた。

いきなり凍てつく日が続いた弥生の朝、
メガロポリスのビル街に雪がちらついたという。
それからしばらくして、近所のバス停で見上げた空には
風ともいえぬ風に弄ばれた霧雨の微粒子が
頼りなげにひわひわ漂っていた。
その日はけっきょくマフラーをせずに歩いたが、
くしゃみをしながら眠りについた翌朝、
また雪が降ったらしい。

降りつもった灰の中からまた新しい言葉が立ち上がるよう
明日もくしゃみをしながら起き出そう。
2007-02-16 [ Fri ]
春一番と如月の大雪ならぬ大雨一過、
威勢よく晴れあがった日。
東京湾東側を移動中、「対岸の富士山」を発見。
それも日没まぢか。

勇んでカメラを持って駆け出すが、
、、、
なんと電池切れ。
レンズさえ開けられません(愕然
諦めきれず、携帯カメラを借りて撮影を試みる。
む、むずかしー(汗
いくら古いセミ・オート38-90mmたって、
フィルムは伊達の400たって、
もっと納得のいく図柄を作れるのに。
と、電池のないカメラを嘆いてもしかたない。
 <てか、電池切れのカメラをここんとこ
  後生大事にしょって歩いていたわけで・・・(自苦笑

Berg Fuji ueber Tokioiter Golf
 というわけで、記念すべき携帯カメラ第一作は
 話に聞いていちど見てみたかった、「東京湾ごしの富士山」。
 えっと(照)、画面中央、雲がぽっかり浮かんでいる
 ちょうど真下の地平線に
 ごくごく微かに、円錐形の山が見える・・・と・・・(見えて・希

ほんとうは反対側(富士山に向かうと背中側)の
新都心の高層ビル群が夕焼けに輝くのも美しかったのだけれど、
富士山にかかずらっているうちに光が変わってしまった。

さらに海沿いを走る。
潮の香りは意外としない。
名前を知らない入り江?でもうシルエットだけになった富士山をバックに
重機やプラントが前景で黒々と浮かびあがっている光景も目撃。
でっでも電ch(ry
今日はマフラーをしてこなかったからもう寒いわと、負け惜しんでみる。


それと、この子なら私も攫ってみたーい☆と思う
幼い女の子の写真(複製)を入手、
 <以前「大人の邪心を見透かされそうで怖い」と書いた女の子と同一人
  こんどの写真はごきげんでほにぃぇ~っとして
   << これもりっぱにこの子の本性
  大人のお姉さんとお友達になってくれそう(笑
デジタル画像にしようと、また携帯カメラで撮影を試みるも、
こんどは光線の加減で断念。
諦めずに再トライします <いまだ未 MNP


ワショーチカのところで、10年も前のカメラ雑誌を1冊もらってきた。
 (そっか、古本屋にも売れなかった本や雑誌は
  伯父さんとこ持ってけばいいのね・ニタリ)
2007-02-03 [ Sat ]
ある日、
午前中現場に顔を出したのに始まり、都内を移動しつつ用事をすませ、
遅い午後某国政府機関へ。
知人に挨拶をしていこうかとも思ったが日がよくなかったようで
     <風水が・・・(嘘
図書館に沈没。

図書館を改装してから、やっと初めて中に入れた。
サイトの写真で、明るく開放的な雰囲気になったのは知っていたが、
あんのじょう本は大量に減っている。
おまけに敷居が低くなったというか啓蒙的な本が増えたのも傾向で、
いいことではあるけれど、コンパクトなスペースに
有益な情報が凝縮されていた以前の面影は、ない。
この図書館は半年に1度くらい、不要になった蔵書を格安で処分する
「古書市」を開くのだが、もっと買っておけばよかった(ヲイヲイ

ちょっと残念で悲しくなったので本の背中を眺めるのはやめて、
レィアウトのチェック。
図書館前のロビーに置かれていた pc をたぶんそのまま移動して、
書籍コーナーの中ほど、ソラマメ型ならぬ
キヌサヤ型のテーブル上に配置してある。
この機関の、ヨーロッパのある大学都市にある institute で
研修をしたことがあるが、近代インダストリアル・デザインの
源流のひとつとなった国だけあって、こういうセンスはなかなか悪くない。
少なくともこの1つ上のフロアの、廊下の壁のグラデーションより
はるかに上出来だ(爆

読書&勉強用机が意外とふさがっているので AV コーナーへ移動。
こちらは増えたのか減ったのか、一瞥してすぐにわからない。
こちらの部屋の一角を以前は占めていた児童書を書籍コーナーへ
移したので、統一感が出てすっきりした印象。
以前は自前か、カウンタで貸してくれるポータブルのプレィヤを
使うしかなかった CD 試聴もプレィヤが備えられるようになった
---のはいいけど、置く位置が高すぎやしませんか。
操作ボタンはまったくの手探り状態やん。
ヴィデオ/DVD 用のモニタは2台から1台に減った。
このコーナーには以前からあった中央のソファの他に
窓際に机が2つ、新しく配置された <モニタが1台あった位置
窓を見下ろす席が大好きなので、狂喜乱舞。
路地を挟んで隣の、別の国の政府機関の庭がちょっとだけ覗ける。
角度によっては西陽が直接眼に入ってくるが、
常緑樹がかなり深いらしく、眩しさに過敏な私もあまり気にならない。
この席に陣どって、いくつかの新聞と雑誌記事をチェック。
コピーは母校の大学図書館でします。
事情があって、コピー・カードが大量に手もとにあるので。
急ぎでない(&費用自己負担)仕事資料のコピーは、
なのでときどき時間を作って大学図書館に半日くらいこもり、
その機会にまとめて片づける。
ゃ、図書館にこもる口実のために、コピー仕事も
ちまちま貯めておくのかも(笑

ヨーロッパ人親友の1人を駆りだして図書館へ連れていってもらったとき、
思わず「私、この何週間かで今がいちばん幸せだわ」と口走った。
「ん?」
「ここは古い紙の匂いがする・・・(ハァト」
上記研修を3週間生き延びた直後。
「だって研修中は、新しい紙の匂いばっかり嗅がされてたんですもの」
内容も新しいのをね。
そういうのも好きだし、だいいちそのために奨学金もらって研修に参加したのだけど。
ただ、私よりさらに古い時代の紙を扱い、そのために手をぼろぼろに
している彼には、これしきで「古い紙」だなんて
いつの時代だと思ったに違いない。
ぁ、このときは会うと必ず進んでアッシー chauffeur を務めてくれる
親友がいるので当然 ThinkPad 持参、他の荷物は彼のオフィスに預けて、
図書館で嵐のようにデータベースを作りましたとさ(感謝
 <自分も仕事三昧したい友の心理状態を見抜いて、
  「どこでも好きなとこへ乗せてってやる」という彼に「図書館♪♪」
  2日も、それぞれ別の図書館へ送迎させましたとさ <滞在3日

今のクライアントも居心地がいいのは、
複数プロジェクトの準備用/配布用資料がいつもフロアに溢れていて
紙の匂いが沁みついているせいかも、と、
こないだ大きなプロジェクトが始まったので人がほとんど出払ったオフィスでお茶を淹れにいきながらふと思った。
オフィスはがらがらなのに、ポットのお湯の減り方はすさまじかったけど(笑

東京の上記政府機関の図書館で働きたいと思ったこともあった。
ただしここは普通に飲食禁止なので、ロビーに水筒を持ち出して
ハーブ・ティを飲む。
お気に入りの marimekko のリュック、干し芋と干し柿の
     <戦後の買出しかい(笑
下に、久しぶりに持ち出したカメラが入っているのに気づく。
すっかり忘れていたけれど、カメラを持ち出す気になっただけでも、
現場仕事が一段落して、ちょっと解放感に浸っているのかも。
何枚かのコピーさえ嫌がったのに、自分や知人・友人用の
政府&観光局発行のパンフレット、リーフレット類ががまたしてもごっそり、
リュックにおさまる(汗
ずいぶん日が長くなったとはいえ遅くなりすぎないうちに図書館を出て、
Sバーンの駅までてくてく。
けっこう都内を歩きまわった1日。
運よく座れたSバーンの窓から、副都心の高層ビルが
まだ暮れ残った夕闇にきれいなシルエットを描いているのを
久しぶりに見た。
友人にあげるつもりのリーフレットをぱらぱら眺めながら
ちょっとばかり時空をワープしたようだった。
2007-01-14 [ Sun ]
ビル風にさらされない久しぶりの散策。
きぃんと澄んだ青空へのぼってゆく石段。
甘酒のまるい温もり。
朱の山門に紅の椿。
2007-01-06 [ Sat ]
heureuse epiphanie 2007!
2006-10-31 [ Tue ]
ほんのちょっとした鋏の加減にすぎなかったのだ
こんなカットはひどすぎると内心ショックを受けた変化を
他の人はほとんど気づいていない

でもそのほんのわずかな加減のおかげで
髪はいつもと違う可動範囲に目ざめ
ふわりふわりとあちらへ揺れたりこちらへ靡いたり
細いあごを
長い首を
滑らかな肩を包んでいる
2006-09-21 [ Thu ]
足の爪を傷めてしまい、
養生のためにいつもよりさらに短く切りそろえた。
形が整っていないのが哀しく、
それが目だたないように夏の後半はずっと
薄い色のペディキュアしか塗らずに過ごした。

ようやく少しずつ回復してきたと思ったら、
そろそろサンダルの季節は終わり。

それでも家ではまだ素足に部屋履き。
夏用の爪先が出るものなので、
ブラシをかけてはペディキュアを塗りなおす。

もうちょっと秋になって
もうちょっと爪がきれいになったら
はれて濃いペディキュアをしよう。
こっくりした秋色の。

脚も足もすっぽりくるんでしまっても
乾いて音をよく響かせるようになった地面を踏んで
脚が喜んで踊りだしたくなるように。
2006-09-01 [ Fri ]
ふらりとプチ出奔。
出かけようとした直前、体調に異変があり、急いでネットで調べる。
ふむふむ。
2度めで、前回は半年ほど前。
再発、あるいは続くようなら検査に行くとして、
まずはやっぱりストレス解消が必要と出発。

所用をすませてから都内を散策。
詳細はまた書きますが(マタカイ
最初に谷中で幽霊画を鑑賞。
「毎年やってるもんを何を今さら」とも言われたけれど、
「人間の姿に戻って秋を迎えよう」と思えたので(自爆
個人的には大収穫。
美容院もそろそろ行かないと(素

下町から山の手へ、気ままに歩く。

鴬張りの床 <蝉のように大音声でしたが(汗
階段、飾り窓、
書庫の梯子、・・・・・・と、
とにかくフェティシズムを刺激されっぱなしの1日。
足が痛いの腰が痛いのと言いつつ、上弦の月があまりに美しかったので、
空を眺めながら JR 駅まで歩く。
と、気になるものを発見。
確かめたくて、わざわざ横断歩道を渡って見に行ってしまう。

ほんとの廃墟だ。やっぱり <究極のフェティッシュ(笑

都バスの営業所で、約半年前に閉鎖されたらしい。
最寄の他営業所の案内ビラが貼ってある。
路地を入ってってみる。
事務棟の後ろにはバス・ターミナルがあり、
奥には車庫が並んでいるが、当然照明がまったくないので、
細い路地を隔てた駅ビルのアネックスの明かりでも
ぜんぶは見透かせない。
表通りに面した事務棟を撮ってみる。

2枚めは、片側3-4車線もある幹線道路の反対側から <写ってる?
こちらが駅の正面で、交番がある。
おまわりさんが私のすぐ前まで出てきて、ピピピピッッッと笛を鳴らす。
ワタシナニモシテマセーン。
おまわりさんが止めたのは、2人乗りのバイク(どう見ても400cc以上)。
てか、その幹線道路を、堂々右側走行で右折しようとしてましたがな(笑

運転している男性は、ヘルメットをかぶっていても
ジローラモに似ていると思ったが、ほんとにガイジーンだ。
日本語もすばらしく流暢で、ペラペラとあぁだこぅだ言い訳している(笑
おまわりさんもはなっから日本語でまくしたてたようだ。

子供のころから廃屋や廃墟は好きで、仲間と探検したりしていたけれど、
それがフェティシズムの域にまで達したのは、
やはり崩壊してゆく/崩壊した共産主義社会の残骸を
目の当たりにしてから。
「史上唯一成功している共産主義体制」とも揶揄される日本でも、
なぜか似たような光景をデジャ・ヴュのようにところどころで目にしてきた。
身近でそんなことがあると、さすがにミーハーに喜んでばかりも
いられないが。

全身痛んで、最後はお茶だけで轟沈。
それでも夜の鏡に映る顔色はよかったから、いい1日だったのだろう。
2006-08-30 [ Wed ]

札幌&千歳周辺に親戚がいる。
終戦までは一帯の大地主で、千歳空港にもかなりの土地を
提供したらしい。
叔母の夫が札幌や北陸の中心都市に単身赴任中、
妻の実家(や、さらにその実家や本家)の姓を出すと
ビジネスが驚くほどとんとんと進んだという。

先週母に会ったら、どっさりと野菜を持たされた。
ボランティア仲間が自家栽培しているもので、
家でも食べきれないくらいもらってしまったのだという。
思い出して、地名のことを訊いてみた。
(ネットで調べたら、道内では釧路市の町名しか出てこなかったのだ)
「あぁそこは今、札幌の○○条よ」
母はあっさり答えた。
「藩の殿様が、一族郎党率いて開拓始めた拠点だからね。
今じゃ札幌の中心街よ」
ハイここから、19世紀よりさらに遡って、
家族史を延々語り聞かされるのが常。
それよりこの野菜・・・・・・
「ねぇおかあさま、昔も今も
自分で土地を耕す人が強いってことよね」
狙って痛点を突いたら、母はぶっと吹きだした。
「そうよ、それで戦後何もかも取り上げられちゃったんだものね。
私のおばあちゃんがいつも言ってたわ。
▽▽はうちの牧童頭が、うちから盗んでずらかった牛で
興した会社だとかね」
「牧童頭にしてみれば、盗んだなんてさらっさら思ってないんじゃないの?
自分がいっつも世話してる牛だって気持ちのほうが強かったんでしょ。
自分が夜逃げするからベコッ子も一緒に連れてく、それだけのこと」
「そうなのよねぇ。
とにかく自分の手にとって、きちんと摑まなければ、
なんにも自分のものだと思うなって、おばあちゃんの口癖よ・・・」
「はいはいはい」

濃い緑の野菜たちはどれも苦くて甘くて、
やたら蒸す戻り残暑に疲れた身体を力づけてくれた。
2006-08-20 [ Sun ]
ある日曜日、美術館へ行こうと開館時間を調べていたら
その日は常設展示が入場無料とあった。
常設展だけなら有料でも安いが、ラッキー!と思って出かける。
朝から照りつける陽ざしに、横断歩道と小さな橋を渡るだけなのに
ついパラソルをさしてしまう。

お目あては所蔵品をテーマごとに再構成した、小さな企画展示コーナー。
それでも特別展に来ると、たいていそれだけで時間とエネルギーを
使い果たしてしまうので、最初から順に観ていく。
人は少なく、好きな作品の前をうろうろしている人も珍しくないので
気楽なペース。
外国人も目だつ。
(日本人が少ないせいもあるのだろうが、
きっと混雑が嫌いで、入場無料が好きなのだ・微笑)
最初の企画展で沈没する。
大柄な欧米人男性が椅子を2つとも占領してカタログに見入っている
ので、床に座りこんでメモをとる。
こんなまねをしていても、奇異の眼で見られることも邪魔にされる
こともないのがいい。
近現代は面白いけれど、やっぱり私は中でもモダニズムというか、
表現主義周辺の作品がいいなと思う---仕事スペースに飾るなら。
と思っていたら、2番めの企画展でヤウレンスキー発見。
彼の代表作が、日本にあったのか。
意外と作品数が少なくてがっかりした靉光は、
来年早々大回顧展があるようだ。

2階の壁面総ガラス張りのホールから、宮城の深い緑が美しい。
なにか建物が見えるが、まさか外から覗けるところに御所はないだろう。
灰白色の和洋折衷の、ひっそりと気品のある建築。

(それから、最後の最後に解けた疑問:
「常設作品の撮影をご希望の方は窓口までお申し出ください」
---ヨーロッパのある記念館で、ふと展示品のひとつが気になり、
そこにいた職員に訊いたことがある。
「博物館で撮影なんかするもんじゃない」と屈強の初老の男は言い、
はしゃぎながら見学していた日本人の女子学生の集団が
いっせいに振りかえって白い眼で睨んだ。
「まぁ・・・いいでしょう・・・」
この職員も女子学生も、知らないのだ。
私がわざわざそんなことを訊いたのは、
展示品の所蔵先がはっきりしなかったから。
そこの所蔵品なら条件つき(フラッシュは厳禁、手数料を払うところも)で
撮影可、貸与品なら撮影不可。
私は何ヶ所もで、いちおうひと言断ったうえで、資料写真も撮ってきた。
(冷たく拒否された頭像も、貴重な資料になるはずだった・・・)
日本の展覧会で撮影禁止が大半なのは、ルーブルでも大英でも、
展示品をよそから借りてくるから、それだけのこと。
で、今日のここはどうなのだろうと思いつつ、自分の眼で観るのだけに
忙しくて、けっきょくカメラはロッカーに入れっぱなしだったのだ)

真向かいの新聞社のオフィス・ビルは、日曜日は全館休業。
次の用事もあり、メトロで目的地に着いてから休憩。
晴れた夏の夕方は、キャナル・カフェで気軽にくつろぐのがいい。
2006-08-10 [ Thu ]
台風が去って
青空が見えて
喜んだはなから
夜空が曇って
霧雨が纏わりついて
あきらめていたら
魔法のように南の空が晴れた
灯を消し 帳をすべて開いて
花火の音を聞きながら
月がわたってゆくのを
それからずっと眺めて過ごした

〔葉月望月の夜に〕
2006-08-03 [ Thu ]
九日の月がするすると昇ってくる。
この窓は花火の方向をむいているはずだけれど
音だけがいつも聞こえる。
ぽんっぽんっとかすかに湿った、丸い響き。
足もとには虫の音。
刈ったばかりの草の香りがひんやり流れこんでくる。
ろうそくの炎がしりしりと空気を乾かしていく部屋には
グラスの音。
2006-08-01 [ Tue ]

梅雨明けて
週が明けて

文月から葉月へ
本当の夏

蝉もやっと鳴きはじめた。
2006-07-08 [ Sat ]
玄関のドアを開けたらもわんと湿った熱気が押し返してきた。
赤いイタリア革のドライヴィング・シューズをはくつもりだったのだけど、
ペディキュアもしてあるので、赤い革のサンダルに変更 <どこ製?
遅ればせながら、今年のサンダル・デビュー。

友人に編みものを教えてほしいと頼まれていて、
仕事帰りの彼女と近くのターミナル駅で落ちあう。
大型手芸材料店で彼女が糸を選ぶ間、
私も久しぶりにレース編みがしたくなるが、なんとか今日は我慢。
(こないだの冬1シーズンずっと編みものしていたのも、
母につきあって手芸材料店へ何度か行ったのが呼び水だった・・・)
私が彼女に似合うと思っている草色の、ラメ入りの綿糸をセレクト。
遅いお昼を一緒にとり、まずは作り目から。
私と同じ発想で、好きなところで始めて好きなところで終われる
シンプルなストールを、第一作に選んだ彼女だが、
作り目の段階でかなり手こずっている <編みものは正真正銘初心者
その手元を見ながら、彼女の希望の寸法にゲージを計算しなおす。
シュタイナー育ちで優しい絵を描く彼女に手ほどきをしてもらおうと
スケッチ・ブックと簡単な画材を持ってきたのだけれど、
とてもそれどころでないようで。
さらに手元をちらちらチェックし、手が上がってきたのや
目が揃ってきたのを褒めながら、眼の前のコップをスケッチする。
40cm分、105目の作り目が終わったところで、
時間と彼女の集中力が切れる。
基礎編みの入門書を買ったので、とりあえずそれで編み始める
ことにして、わからなかったらまた会うという約束にする。

改札口で別れてから、思い直してチャイナ・マーケットへ行ってみる。
中華の調味料がほしかったのだが、アジア食材と中国製の安いお香の
まじった匂いに K.O. されそうになり、
フリーザにひと塊だけ残っていたマトンのブロックを買う。
隣の棚に並んでいた豚の足や豚の耳や豚の尻尾は
     <豚の喉仏はなかった
また機会があったらね。
これで他にエスニック・スパイスが手に入ったら何か挑戦するか、
でなければうちのフリーザに残った最後の自家製ルゥを使って
なんのひねりもなくマトン・カレー。
ヨーグルトもジャムもだぶついているので、カレーがいちばんいいかも
知れない。
2006-07-04 [ Tue ]

声にならない声がした。
私の位置からは白い篠雨しか見えない。
雨なら、屋外退避の必要はない。
進行を続けようとする私の声を、しかし
窓の外の音がかき消した。
雷らしい。
かすかに光ったらしい。

雨はあっけなくやんだ。
数時間して外に出ると、
ヒバの香りが鋭角の涼気を運んできた。
来がけに心惹かれた杉のぼっくりも、
1日ですっかり湿りけを含んでしまったろう。

都心へ戻ると、ネオンサインの地対空攻撃をうけても
夜空は久しぶりにうっすら蒼みをとり戻していた。

梅雨はもうすぐ明けるのだろうか。
夏が恋しいと思った。
2006-06-15 [ Thu ]
スローでエコな「myすいとう」のススメ

私も持ってます、my 水筒。
通訳の授業中、通訳なり補佐なりするために立ち上がるとき
よくヘッド・フォンのコード引っかけて倒すので、安定性のために
こんどもっとおっきいのにいっぱいコーヒー詰めて持ってこうかと(嘘

あと、サーモ・マグもいくつも持っている。
starbucks でしょ、
でもスタバの(今は知らないが初期のは)保温・密閉性が今ひとつなので
お気に入りは excelsior cafe(ここも my cup 割引がある)でしょ、
それから e.c. の、車のカップ・ホルダに入る、細長くて持ち手のないの、
それから・・・・・・
my cup 割引があるからと買っても、自動車生活がデフォルトでも
ないかぎり、不定期出動の場所にまで、しかも電車で
my cup を持って歩くのは、けれどもあんまり実際的ではない。
(e.c. がいちばん近いのは、2-3ヶ月に1度くらいしか行かない
母校の図書館くらい・・・笑)
(ぁ、もう数年前、松本の e.c. で
東京から持ってきた保温水筒にコーヒーつめてもらったことありますが)

今もサーモ・マグでコーヒー喫みちう。
梅雨寒とはいえ、飲みものがすぐ冷めてしまうほど寒いわけでは
ないのだが、 <猫舌だし(笑
蓋がしてあると、機械や紙の上にひっくり返す恐れが少なくなってよい。
2006-06-07 [ Wed ]

帽子とスカーフだけでガードして外出。
気のせいか一瞬、ゴロワーズの香りをとらえる。
用事をすませ、ヴィーンじこみのコンディトライで
エスプレッソとチョコレート菓子でひと休みするつもりだった。
しかし小さな店の、さらに小さな喫茶コーナーは混んでいる。
柔らかい陽ざしの、きらめきだけを透かす木蔭の
ベンチが誘っていたので、サンドウィッチとカマンベール、
それに辛口のカリフォルニアを買って座る。
学生らしいカップル、年金生活者、
そして外回り途中のサラリーマン
 (けっきょく携帯電話で仕事の話をしている)
・・・1つのベンチに1人しか座らないので、
「満席」でもゆったりと静かだ。
ペーパー・バックは、いささかハードなドキュメンタリ。
けれど湧きあがってくる感覚も感情も、
しだいに鼻先に残るワインのフルーティな香りになだめられて
私の中で揺らいで溶けていく。
まもなく風が出てきて、いったんはしまったスカーフで
むき出しの腕と肩をおおうが、文字に集中できなくなってくる。
立ち上がったら、隣のベンチのおばあさんと眼が合った。
紫煙をくゆらせているが、もちろん(否この街では意外にも・笑)
ゴロワーズではない。
帰って、ラタトゥイユとトスカーナであっさりと夕食。
ベンチで読み終えられなかったペーパー・バックを相手に
さらにキヤンティを傾ける。
2006-06-01 [ Thu ]
「君が代」替え歌ネットで広まる 斉唱義務への抗議として
「君が代」替え歌流布 ネット上「慰安婦」主題?〔産経新聞〕
kiss me〔反日の丸・君が代サイト上の替え歌と解説〕

ついでにこんなのも発見:
カトリック内部委 国旗・国歌拒否の要請文 全国の系列学校に送る
カトリック学校の日の丸・君が代・元号についてのお願い

私の中高はプロテスタントだったが、まさしく反日の丸・君が代・元号。
ついでに大学もミッションだった(政治的にはもっと穏健、というかたぶん体制派)
ので、中学入学以来式典の「日の丸・君が代」とはいっさい無縁。
中高ではヘンデル「ハレルヤ」コーラスが、
大学では弦楽アンサンブルによるエルガー「威風堂々」が式典の思い出だ。
で、いまだに元号にはなじめず、通訳の勉強を始めてから必要に迫られ、
やっと意識的に西暦と平成の換算方法を覚えた。
私学、特に宗教系の学校はこういう問題に関して自由裁量の余地があると
思っているので、自分の大学が大葬の礼の日に、周辺警備の警官隊を構内に
入れながらも試験を実施したという話には(6年間「非国民教育」を受けてきた
者として・爆)ををーと思ったし、現皇太子ご成婚パレードの際、沿道に聖歌隊が出て
(しかもガイジンの!)神父さん(どっかの学科の教授だ)の指揮で歌っている
TV 映像には頭を抱えた <たんにミーハー根性が恥ずかしかったのもある(笑
中高でも、特に(生徒に人気はあったし私も個人的に好きだったけれど)
「一部の極度に反動的な教師」(その1人は当時のカリスマ院長自身・爆)の
言動がときに極端に政治色を帯びすぎることにはついていききれない思いもあり、
今の私は、例えばどこぞの公立学校の教師にでもならなければ、さして思想信条的に
問題視されることもないだろう。
(そいえば教員免許、過去の取得者にも更新義務が課されるとかなんだとか・・・
どこしまったっけ・・・高校1級まで、しかも2科目とったのに・・・笑)
ただ某漫画家を中心とするキャンペーンのおかげで「ニッポン、チャチャチャ!」には
反射的に総毛だつようになってしまった。

仮に式典に出席する立場だとしたら・・・黙って神妙にしているか口パクですませるか、
せっかくならきれいにきちんと歌いたいのでちゃんと歌うか。
(東儀秀樹のアレンジによる「君が代」は美しい)
 (余談だがある教会でラジオ牧師風のゲストによる特別礼拝にたまたま出席し、
  カタマってしまったことがある。
  説教だけでも "o gimme a break!" だったのに最後に
  「さぁ、皆さん前に出てともに祈りましょう!」と大げさな身ぶりで叫ばれ、
  一気にトレランスの針が振りきれてしまった。
  私だけがじっと信者席に立ちつくしているので牧師さんはさらに何度も叫んだが
  私がどうしても動かない-動けなかった-ので、彼は諦めて祝福をした。
  -この祝福だってふつうにするなら、私は礼拝の一部として慣れているので
  なんの抵抗もないのだ-
  礼拝後、この教会の信者である友人の母親がそっと寄ってきて、
  硬い眼で真意をただした。友人は駅まで一緒に帰ったが-お茶ぐらいしたかも-
  何も言わず---ただその数年後、とんでもない大しっぺ返しをくらわしてきた。
  ま、相手だけでなく私も若かったてことで)

それは今の私にとっては、神道の儀式で柏手をうち、
カトリック教会でローマ十字を切るのと同じ、その場のしきたりに敬意を表し、
ritual をかりそめにも共有する、人間として基本的な態度。
ただ、生徒に指導しろと言われたらキビシそうだ。
個人的には、この替え歌もありだと思う。
この歌を強烈に批判したどこぞの大学教授(産経新聞掲載)は、
マリア観音の国の人とは思えませぬな。
(「宗教に寛容」-実際は宗教的に無知なだけ-な日本人が、
ときに他人の宗教感情を大きく傷つけ、それが死傷事件にまで発展してしまう
ことの背景には、宗教にかぎらず日本人が一般に self-irony や
自己パロディが苦手なことがあるのではないかと思う・・・)

卒業式で君が代斉唱を拒否し、生徒や父兄にも拒否を呼びかけた
都立高教諭が、実刑判決(罰金)を受けたという。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060530-00000033-mai-soci
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000184-kyodo-soci
この原告・検察側の求刑(懲役)理由も論理がおかしいし、
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000184-kyodo-soci
『国民の歴史』論争やその他の議論、
そして今回の「君が代パロディ」をめぐるいくつかのブログをみても、
いわゆる保守派の論理やそもそもの事実認識は破綻してるのじゃないかと
思わされることが少なくない。
(理屈が通ってさえいればいいわけでないのは、もちろん承知之助)

このログも何が言いたいのかわからなくなってきたが、
とりあえずはいくつかのリンクのメモと、
今までも今回も考えてきたことの、これも走り書きということで。

W杯が目前となり、こちらでも国歌斉唱が heikel なテーマになっているようだ。
Bild の記事ですが・・・
(親善試合で「ドイツは日本にスシにされた」って記事の元ネタ探してただけなのに・笑)

In den Nationalhymnen geht es um Tod, Waffen, Ruhm und Alpenfirn
Nationalhymnen Das singt die Welt bei unserer WM


Nur Poldi sang die Hymne nicht mit
2006-05-11 [ Thu ]
都内も田舎も歩き回ってばかりいる。
都心は主に、学校時代のテリトリーである、
(好奇心盛りの子供に通学定期を持たせると、よくこういう現象が起きます・爆)
皇族や国賓の移動時には上空ヘリのラッシュになる一帯。
今日もたぶん中学以来くらい、椎の若葉や若枝が強く青臭く匂う
靖国神社の境内を少し歩き、面白いアングルを発見。
思いっきり手ブレした気がするも、空がすっかり曇ってるから
お天気のいいときに出直すさと自分に言い訳。
山でよく見られなかった桐の花、1本だけ満開になっていて、
花よりずっと華やかな香りを楽しむ。
これも学生時代から通っている九谷焼の店の喫茶室でお抹茶と生菓子を。
こないだの根津美術館の喫茶室と違い、ひたすら器で勝負という印象だが、
なぜ今桜花のお茶碗なのかわかりません・・・
千鳥ヶ淵の力強い葉桜の下を歩きながら、景観問題で大きな話題になった
イタリア文化会館を木の間隠れに見てみる。
ぎりぎり華やかさを保った、けれど落ち着いたきれいな赤で、
特に天気の悪いこんな日には、薔薇のような彩を添えてくれると思うのだけど・・・
・・・ダメ?

ここまでは土地勘にまかせてサクサク進み、
目的地のイタリア文化会館では、まず図書室を見学。
美術書や音楽書がいっぱいある。
今度ゆっくり沈没します(笑
パンフレットやチラシ類の棚と自販機がある談話コーナーで
イタリア人どうしの弾むようなお喋りのメロディを BGM に喉を潤す。

そのうち開場時間になったので、B2のホールへ。
企画はこちら→http://www.eufilmdays.jp/
驚いたのはパンフレットに「整理券を配ります」と書いてあるのに、
待っている人も並ばないし、
整理券を配っている様子もない。
そのままなんとなく誘導されてホールに入る。
日仏学院でもこんなことなかったのに、さすがイタリア、か(笑

この日、初日の上映は2003年ドイツ作品。
ぽわぽわフランス語を話す女子学生風の2人連れなど入ってくるが、
上映時間が近づくにつれてドイツ語の歯擦音の響きが目だってくる。

『シュルツェ、ブルースへの旅立ち Schultze gets the Blues』
旧東独の鉱山夫が主人公だとか、ロード・ムーヴィー風だとか、
少なくとも胸がワクワクする紹介文ではない。
ただ「鉄のカーテン」が消滅して以降の、
中欧(いわゆる東欧)の変化には個人的にずっと興味を持ってきたので
   <スラヴ好きだからー
半ば義務感で選んだ一作。

これが意外と面白かったのである。
『ベルリン、僕らの革命』で日和った「68年世代」の実業家に扮したH・クラウゼが、
今度は時代の変化にうまく乗りきれない失業鉱山夫をじんわり演じている。
ディテールでにやりとさせたり、オチのつけ方も「ヨーロッパだなぁ」と、
いろんな人が口々に言いながら出口に向かった。
外ホールの柱のかげで、日本人とドイツ人とイタリア人が輪になり、
イタリア人がオーヴァー・アクションとイタリア語アクセントの強い英語で
映画について熱弁をふるっていた。

あと観られたら、中北欧作品を2本。これで打ち止め。
GW 中にこれくらいは消化できるだろうと思ったヨーロッパ映画2本の DVD も
観ないまま返却(涙

個別にかまとめてか、あとでレヴューを書きます <また後回しかい

2006年日・EU フレンドシップ・ウィーク:http://www.jpn.cec.eu.int/fw/
グリム兄弟展:http://www.fujisan.ne.jp/kgmuse/
ポンペイの輝き:http://www.asahi.com/pompei/
レンズを通して語る地中海の神話 ミンモ・イョーディチェ写真展:
     http://www.iictokyo.esteri.it/
とりあえず今日もらってきたチラシから、自分のメモも兼ねて。
音楽会はその日都合が悪いとフォローがきかないので、
今日はチラシに手を出さず(涙

 | HOME |  »

2017-08

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »

profile

melusine

author: melusine
記憶の中の言葉たち

recent trackbacks

FC2-counter

be my blog-friend (:-))?

search in this blog

tabula rasa

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。