journal in japan

記憶の中の詩

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2006-04-15 [ Sat ]
いつどこで買ったか思い出せないのだけれど、
台所に転がっていたボックスボイテルのボトル。
\1,680,- という値札は、通常価格の半額。
(ふつうはどんなに安売りでも、\3,000,- はぜったいに下らない)
その値段と、「甘口」とボールペンで手書きしたシールに惹かれたのだろうが、
「甘口のフランケンなんて・・・」と思い、ずっと転がしておいたもの。
(産年は1993・爆)

いつまでそうしておいてもしかたないので、ゆうべ開けてみた。
コルクはちょっと古くなっていて、割れたりコルク抜きに食いこんだりしてしまう。
ミュラー=トゥルガウのシュペートレーゼ。
・・・甘すぎる・・・
これはフランケンではない。
ぶつぶつ言いながら飲んでいたが、
そのうちこれはこれでいいかもと思いはじめた。
澄んだ薄黄色はいかにも春らしく、
ほんとの安物の外れワインよりは雑味がなく香りがいい。
     <そんなのと比べるなって?(笑
     <これはとりあえず銀メダルものなんだから(笑

知人が yellowtail を買って開けてみたら、
赤を買ったつもりだったのに白だったという。
酒屋さんも絶対的自信をもって「赤です!」と言いきったのだと。
私もお店で見たことがあるけれど、エチケットを一瞥して
特にアピールしてくるものがなかったので手をのばさなかった。
その話を聞いてもう1度見に行ってみた。
・・・ゃ、それ、あっちゃいけないことだわよ。
種類は3つ。
首のところのラインが赤いのが1つ、黄色いのが2つ。
その下に---ぶどうの種類が書いてある。
 赤:cavernet-sauvignon
 黄1:shiraz
 黄2:chardonnay
(サイトを見たら、あと赤ラインで merlot がある)
知人は私よりさらにワインに疎いようなのでしかたないが、
詳しい人やプロが見れば赤2つと黄1は赤ワイン用、黄2は白ワイン用の品種だ。
それに黄1は遮光ボトル、黄2はそれよりやや透明なボトルに入っている。

で、我が家のフランケン。
そんじょそこらの酒屋にフランケンは置いてないし、
たぶんそれなりの店で買ったことは確か。
店ではミュラー=トゥルガウ種の
(1-2度だけみんなで開けたことがあるが
個人的には勘弁願いたい、かのマドンナのリープフラウミルヒもこの品種)
フランケンということで、1本開けてみたのかも知れない。
で、間違って買うお客がいないように「甘口」とシールを貼ったのだろう。

う~ん、やっぱりプロってそういうもんよね。
う~ん、やっぱりプロってそういうもんよね。
こないだヴェネツィアを取材した番組で、
乱雑に本が積みあげられた古本屋で
「これで何がどこにあるかわかるんですか?」と
レポータが質問していた。
店主がそうだと答え、言われたジャンルの本をささっと出してくると
やたらに感心していたが、
ヴェネツィアだけぢゃなくて、世界津々浦々そういうものですって。
新本を扱う本屋では、どんなに老舗で大きな店でも
店員さんに本のことを聞くのは控えるようになって久しいけれど、
古本屋さんの(昨今流行のチェーン大型店ぢゃなくね)博覧強記ぶりは
すさまじいものがあるのだ。

数年前あるジャンルの入門書を探していた。
その関係なら2-3年くらい?頼まれて仕事をしたことがあるという
親友も、資料はすべて自分で考えて調達し、プランを組んだので
本の形で手に入るものは知らないという。
その時期たまたま再会し、南の州都の州立図書館でお茶をした
恩師の1人に相談したところ、タイトルは思い出せないが
かくかくしかじかの出版社から、これこれのサイズでこんな本が出ていると
ヒントをくれた。
翌日、憧れのカルチェ・ラタンの古本屋へ直行。
恩師に聞いたとおりの説明を繰りかえしたら、
「あぁ、その本はたしかこないだ・・・」と呟きながら実物を出してきてくれた。
40-50代くらいの、古本屋のおやじにしてはまだまだ若い男性。
そのあとふらふら通りを歩いていたら、恩師から携帯に着信。
東洋人がそんな本を欲しがる、というかそんなことに興味をもつのが嬉しく、
(私はそんな奇妙なことばかりで、昔からこの師を喜ばせている・笑)
わざわざ北の首都の友人にまで問い合わせてくれたという。
「そのリストを fax で送らせ、それをさらに昔の秘書に郵送させるから
東京の住所を秘書に連絡しなさい」と。
私が前日教わった本をさっそく見つけたと言うと、驚いて大笑い。
「いったいどこで?」
本屋の名前をいう。
「なんでそこを知ってるんです」
日本人の師匠が留学時代、懇意にしていた店。もう何十年も前。
「私も留学中、この街へ来ると寄ってました。
ずいぶんいろんな本、ここで探したり見つけたりしてましたから」

はい、今その本を広げて眺めながらワイン飲んでます。
仕事用だけれど、見ているだけで楽しい本はそうそうない。
(入門にはいいだろうということで、入門書や教科書ではなく、
ただの資料図版集なのだ)
船便にも SAL 便にもせず、機内持込で肌身離さず持ち帰ってきた。
ワインも本も、プロがちゃんと見たててくれたもの。
このジャンルの訓練は特にメソッドもなく、とにかく習うより慣れろの世界
     <上記親友も断言 <彼もそうやって積みあげてきた
だからワインでもコーヒーでもおいしいもの飲みながら(笑
遅ればせながら自己流ながら、こつこつ独学でやっていきます。

今夜は食後だったし、置くほど甘みが増すのでデザート・ワイン気分で飲んでいたが
なんだかさみしくなってチーズを出してきた。
フランスのロクロン。
外皮も中もカマンベールより色が濃く、香りも強く、
ねっとりと歯にからんでくる。
この白にもまんざら悪くない。
そのうちもたれてきたのでやめにする。
明日おいしいパンを買ってこよう。

さて、週末は食材買いこんで、あれやこれや料理せねば <現実
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コメント

書き込みです。ヴェニスの古本屋、私もTVで見てました。あの店主とか、ちょっと変わった顧客、なんだかあういうの、とっても好き~。それと正直に告白するとカルチェ・ラタン(引用符付き!)を散策すると、最近は古本屋より骨董屋に足を踏み入れている自分がこわいんです。
色付きの文字体の文

太字の文
色付きの文字[/色[色:333333]色付きの文字塩は舐めてみりゃわかる。
だけども、ワインはとりあえず眺めてみないとね。
それと店つきのソムリエの推薦は50%しか信頼しないこと。
ちと、最近ポルトガル産にはまりそうではあるが。

♪いつまでも~ いつま~でも~
お二方、♪色つきの女♪にトライしてくださってありがとうございます。
ぁ、かつしゃんは男おいどんたいね。
最近またよく、「朝起きると牡猫に変身」してるみたいだし(爆

 (斜体)(色:xxxxxx)斜体で色つきの文(/色)(/斜体)
 (斜体)(太字)(色:xxxxxx)斜体で太字で色つきの文(/色)(/太字)(/斜体)
のように(実際の入力画面では ( ) は [ ])、
使いたい文字装飾の指定の間に入力してみてください。
html 言語の、タグの要領ですねん。
お2人のコメント、文字装飾を直そうとしたのですが、
管理人でも入力者本人でなければダメなようです。
最初にコメントするとき、最後の "Pass" でパスワード設定しておくと、
あとから [EDIT] をクリックして自分のコメントを修正できます。
次回お試しください。

>>Yukirin
ひょっとしてこれが、ネット上初書きこみとか?(微笑

>あの店主とか、ちょっと変わった顧客、
本のアルプス(笑)状態の店内、おやじさんは
「お客さんもこのほうが好きなんです」と言ってたわね。
丸の内の洋書屋、新しいビルに移転してから足が遠のいたのは、
ビルに入るときのセキュリティ・チェックが厳しくなった
   <私が行ったの、イラク戦争の開戦直後だったから?(笑
だけでなく、本がきれいに棚に並べられておさまってるからです(自白

カルチェ・ラタン in klammern は、くだんの K... 古書店(笑)が
ある界隈かしら?
私は昔に比べて、ジーンズやアクセサリなど、若者向けショップが
ずいぶん増えた印象を受けたのだけど・・・ <私もブラックとチノ買った
骨董屋さんてあなた、七燭のキャンドル・スタンドとか買うですか?
なんかこの人、おんなじ匂いがするかも・・・て人、
家に七燭持ってること多いのよね。たいていクリスチャンなのに(笑

>>かつ
眺めるだけで飲まないなら、牡猫になることもありますまいに(フッ
>店つきのソムリエの推薦は50%しか信頼しないこと。
行きつけの店ではシェフの代わりに食材見たてたり、
持ちこんだワインがリストに追加されたりするような、
舌のやかましいお客の推薦は何%でしょうか・・・

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