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記憶の中の詩

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2006-08-15 [ Tue ]
 -または 森ゆく人々 die waldgaenger ~ボヘミアとモラヴィア 2-

違う、、、

8月15日にいたのは、3つの国境線が交わるボヘミアの小さな村。
首都から回っていったのだったか・・・
都会のカフェで見かけた中年の夫婦がこの村にもいて、
人懐こい笑顔を投げていった。
小さな記念館のゲスト・ブックに残された
フランケンの小さな町の高校教師の名前。
戸口の花崗岩の切り石に腰かけた
永遠の少年少女たちのスナップ。

"dobry den!" --- "dobry den!"
"na shledanou" も "dekuji" も、
ひとつ覚えで唇にまろばせる異国の言葉たち。

ほんとの国境の岩山の頂から
見下ろすボヘミアの森と川と、湖。
崖の上のローレ・ライ。
足もとには喬木林 hochwald の黒い湖。

野苺を摘んで後ろ手にさし出す掌。
道の端のせせらぎに浸す足。
唐檜のぼっくりや平たい石をおみやげに。

流暢な外国語を話す、狩小屋風旅籠の若主人。
小屋の裏の養蜂箱。
玄関の籠に盛られた茸たちの噎せかえるような香り。
毛皮のカーペットが掛けられた客室。
「鼾で眠れないから、アパルトマンに戻りたい」
針葉樹の蜂蜜だけを求めて帰った。
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