journal in japan

記憶の中の詩

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2007-02-03 [ Sat ]
〔「紙の匂い」の下書きを終わったら、友人の blog に
 大いに共感してしまう話題発見。
 で、私も「本棚」ねたで以前に書きっぱなしだったのを
 -だって「先日再会した友人」て、いつの「先日」よ・微苦笑-
 思い出して発掘したのが、以下の話です・笑〕


留学中、日本人仲間を招んでカレーを作ったことがある。
たしか実家から送ってきた貴重な(笑)カレー・ルゥを使うので、
せっかくなら日本人と一緒にというつもりだった。

思いついてすぐこんなことができるのは、
人口15万足らずの地方都市だったから。
週末でほとんど無人と化した学生寮、共同キッチンを占領して・・・と
思ったらなんだか人の気配がするので、数人で私の部屋に移動した。

人の部屋に入るとまず本棚をチェックするのは、
他に目ぼしいものが大してない質素な部屋のせいもあったが、
類友なのでしかたない。
私も別の友人を初めて訪ねていったとき、
最初に席をはずして戻ってきた友人が
「そこの・・・本、もうぜんぶ見られちゃったと思うけどね、
あの机に積んであるあの資料ね・・・」と言うので、
すべてお見通しかと笑ったものだ。

で、カレー・ブランチの週末、
特に男性陣がテーブルの用意も手伝わずにぶらついているのも
ほっといたのだが、さてお鍋ごと部屋に運んできて
私は思わず「きゃぁ~~~」と叫んだ。
「□□さん、お願い、それだけはやめてっっ!」
お鍋を持ったまま、□□さんを肘で小突いて後じさりさせる。
「お願い、あなたは座って本棚見て!」

本の背表紙チェックならみんなしていた(笑)のだが、
お咎めなしの他の仲間は女性とか、
男性も170cm台前半。
□□さんだけ飛びぬけて、縦も横も大きかった。
いやこの際横幅は関係ないのだけど、たぶん180近かった
□□さんの眼の高さに私は焦ったのだ。

日本式にいえば6-8畳1間に、たっぷりの収納スペースと
シャワー+洗面所+WC がついた個室。
その長方形の長辺いっぱいに可動棚を集めて、
そこに本やら資料やら、その他かっこよく言えば
「見せる収納」用の小物たちも並べていた。
そして古紙回収用の紙類は棚の下の床に、
共同キッチンの割当スペースにおさまらなかったり
勝手に持ち去られては困る調理道具や食器類はいちばん上の棚に。
160cmの私は手だけのばして必要なものがとれればいいので、
最上段の棚の整理など神経質に考えたことがなかった。
私の眼の高さなら平気。
それが、□□さんには余裕でぜんぶ見えてしまうのだ(爆

 (ちなみに WC はフロアになく、各個室にのみあった。
 男性ばかり2人だし、寮はほんとに無人状態だし・・・と
 キッチンで昼食会をしていたとき、1人が用を足したいと言い出し、
 客人が早めに来たのでとりこんだままにしておいた
 洗濯ものを慌ててしまいに行ったこともあったっけ・・・)

当時から新進気鋭の科学者だったらしい□□さんは
プライヴェートでは才人だけれどどこかヌーボーとして、
年下の女子学生に突き飛ばされても怒りもせず笑いもせず、
よろけた先にあった椅子に腰かけて、 <ちゃんと方向は選んだのだ(笑
まったく畑違いの専門書や文学書の背表紙を黙々と眺めつづけ、
何冊かは手にとってページを繰っていた。


先日、久しぶりに会った友人はひとしきり再会を喜びあうと
先に来ていた私が読みかけたページに左手の指をはさんだままの(照
ペーパー・バックに慣れたふうに視線を飛ばしてきたし、
相談ごとがあると寄ってきた若い人も、
用件をきり出すより先に腰をかがめて
私が読んでいた本の表紙を下からのぞきこもうとした。
この子も、若いのに妙に馴れた、そして
私との年齢差も考えない「同類どうし」に対するような態度に
つい声をたてて笑ってしまった。

しかたないです、私のこれ bibliomanie は「業」だから(自爆
〔というか「類友」か、そういう業病の主は身近に多いなぁ・笑〕
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