journal in japan

記憶の中の詩

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2007-08-22 [ Wed ]
トンネルを抜けてまっ先に眼に飛びこんできたのは、
鮮やかな赤と青のコントラストだった。
単色だけとっても、東京にはあきらかにない明度。

夕方、少し日が翳ってきてから街に出る。
とはいえまだまだ蒸し暑いが、水辺にいると涼しい風が
かすかに寄せてくる。
水の街、なのだろう。
とくにまったくあてはない。
土鈴が欲しい、ほかは。
列車の中でおおまかにでもプランをたてるつもりだったのが、
車窓風景にすっかり夢中になっていた。ずっと。
とにかく鼻先の向くまま、足探りですずろ歩いてみる。
蔭から蔭へと伝ってゆき、それでも熱に耐えられなくなると
通りかかったバスに乗る。
見学も観光もしないつもりだったし、
だいたい何も考えずに過ごそうとだけは決めてきた旅だが、
人を、街を、肌で感じたかった。

ふと、ここはある街に似ていると思った。
東京都下のある市、
というより私の感覚では、かなり独立した東京近郊の地方都市。
城のある街というくくりはできるものの
関東のそこは、現在の市街の周辺に山城が点在しており、
近世以降はむしろ宿場町として発展した。
近代以後の基幹産業も、この街とはまったく違う。
たしか。たぶん。
ただどうしてもその個人的感覚を捨てきれず。
どこをどう走ったかさえ覚えていないほど、手あたりしだいに
路線バスで巡っているあいだにメールが来て、
予定を繰りあげて会うことになった友人に
感想をぶつけてみる。
無反応。
無理もない。
モン・サン・ミシェルの地元民をつかまえて、
「トウキョウの近くにはこことよく似た、エノシマというところがあって・・・」と
講釈をたれるようなものだ(ソコカイ

部屋に戻ってから、翌日隣町へ行くならと勧められた
展覧会情報を携帯の pc ブラウザでチェック。
数年前、東京で関連テーマの小展を観ていた。
しかしどうやら、この大がかりな特別展はまだ観ていない。
さらに主催者を調べて、これは東京へは巡回してこないかも
知れないと思う。
隣町で訪ねる予定の、前衛アーティストの展覧会を朝いちに繰りあげ、
時間と体力に余裕があれば、2つめに回ることにする。

疲れと暑さと空腹に、ロック2杯はきいた。
熟睡。
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