journal in japan

記憶の中の詩

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2006-04-05 [ Wed ]
うららかな春 青める柳のもとで
女がひとり 波に身をゆだねる
急流を劈いて 舟びとの舵をとらえた
その声ももう 歌うことなく
ほんのかすかな漣に
柳の若枝が その頬をふちどっていく
まだわずかに冷たい風が
大河へ海へと その身を揺らしていく

o mio padre Johannes Nepomukus!

ふいにどこからか声がして
橋のたもとに佇む人が
俯いた額を そっと上げる
悲しげな指をゆっくりのばして
水面を漂う女に さしのべる

それから女は橋のたもと
ネポムク様の足もとに座って
舟びとや釣りびと 川遊びの子供たちを
日がな見守っている
低い声で 古い唄を口ずさみながら

あるとき ひとりの偉丈夫が 馬を駆り
橋を通りかかったが
ルーレは黙って微笑んで
その姿を見送った

Lure Ley, Lure Ley,
poiche eravamo tre!

(2005/04 再掲)
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